と、当店の革ベルトにご興味を持ってくださった方は、このように疑問に思うかもしれません。
そんな方へ、このページ一本で分かるプエブロレザーについて簡単にご説明したいと思います。
まず初めに皮と革の違いについてご説明いたします。
皮・・・動物から剥ぎ取った生の状態
革・・・科学的な処理をして加工した状態
を指します。
プエブロレザーは生後2年以上の雌牛の皮を、化学薬品を一切使用せずに植物性タンニンで鞣した革です。
一言で言えば、一番革らしいところです。
革の本場イタリアで生み出された本格レザーのため、革のメリット・デメリットを最大限に感じられるのが特徴です。
表面は新品の状態だと、和紙のようにざらっとしたさわり心地でうっすらした色味をしています。
経年変化(エイジング)のスピードが早いところです。
その秘訣はなんと言っても、独特な質感によるものでしょう。
ざらっとした質感は、あえて表面を毛羽立たせています。
毛羽立つ隙間からオイルが浸透して行きやすく、より芯まで油分を送ることができます。
【キャメル】
【オリーブ】
【ブラウン】
※左が未使用、右が1年使用した状態です。
わずか2〜3ヶ月ほどで、目で見て分かるほどの変化が感じられるかと思われます。
シミになりやすいところです。
水滴一つ付くだけで、シミになってしまう恐れがあります。
試しに、新品の革ベルトで実験してみましょう!
あ、皆さん誤解しないで頂きたいのが、決して水に弱いワケではありません!
プエブロレザーは新品の状態から充分にオイルが含まれているので、どちらかと言えば水に強い革です。
新品の状態だと、色味がうっすらしているからこそ水滴一つでとても目立ちやすくなってしまうのです。
でも、安心してください!
このデメリットも今だけです。
試しに1年ほど使ったベルトに水滴を垂らしてみました。
どこか分かります?
答えは、ここ!
そこまで目立ちませんよね?
しかも、これがキャメルというのがビックリ!
おそらく、オリーブやブラウンのような深めな色だとより目立たなくなると考えられます。
ほとんど必要ありません!
初めから充分にオイルを含んでいることや手の脂での保湿機能があるため、乾燥でのヒビ割れの心配は、ほとんど起こりにくいと言えるでしょう。
ただ、普段から着けずに放置していると、埃が溜まり手の脂での保湿も充分に行き届きません。
その時は軽めなブラッシングが必要となります。
プエブロレザーは革初心者におすすめな革です!
お手入れが簡単なことはもちろんのこと、経年変化(エイジング)のスピードが早いことは革初心者からしたら最も革の風合いを感じらる要素の一つ。
また、その風合いはとても深みが出る色になるため、たくさんの革好きをも魅了してきました。
その為、プエブロレザーは革の入門者〜愛好家まで、幅広く愛されている革です。
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