と、当店の革ベルトにご興味を持ってくださった方は、このように疑問に思うかもしれません。
そんな方へ、このページ一本で分かるスコッチガードレザーについて簡単にご説明したいと思います。
まず初めに皮と革の違いについてご説明いたします。
皮・・・動物から剥ぎ取った生の状態
革・・・科学的な処理をして加工した状態
を指します。
スコッチガードレザーは、革の染色工程時に水を弾く特殊な薬品を使用し、着色を施します。
また、仕上げ工程の際にも表面に薬品を塗ることで、内と外の両方に撥水性をもたらします。
つまりは、雨や水に強く機能性に優れた革ということです。
「革は水に弱い」という常識を覆した、新時代の革と言えるでしょう。
そんなスコッチガードレザーのメリット・デメリットをご紹介していきます。
やはり撥水力が段違いです!
試しに水を一滴たらしてみましょう。
ポツン...
見てください!
水滴がぷるっと弾いています!
結構大粒で垂して少し焦りましたが、余計な心配でしたね。
今度はどれだけの時間、弾いていられるか実験です。
時間は、そうですね、、、20分くらいにしておきましょうか。
待っている間、プエブロレザーのベルトにも同じ実験をしてみましょう!
ポツン...
うわっ!
これはやりすぎました、、、。
でも、後には引けないのでこのまま実験していきます。
20分後...
よし!
まずは、スコッチガードレザーから見ていきましょう。
おー!
まだ弾いていますね。
水滴も乾燥してちょっと小さくなっています。
これを拭いてみてっと。
いかがですか?
シミになっていないのが、ちゃんと弾いている証拠です。
これならかなり撥水力に強いと言っても問題はないでしょう!
お次は、プエブロレザーです。
20分後のはこちら...
案の定、ちゃんとシミになってますね。
しかも、垂らしたところ以上にシミが拡大してます。
別に、プエブロレザーも水には強い方なんですが、撥水力が無いのと新品の薄ら色だとやはり目立っちゃいますね。
といった感じで、スコッチガードレザーがいかに撥水力に優れているか分かってもらえたと思います。
デメリットと言われるものは正直ありません。
が、「これってデメリットかな?」と思える点でいうと、経年変化がしないといったことが挙げられます。
左が新品で右が半年間使用したものです。
いかがですか?
ほぼほぼ変わってませんよね?
少し使用感は出ていますが、色味自体は全く同じと言って良いでしょう。
ただ、先ほども言ったようにこれはデメリットかと聞かれると、なんとも言えませんね。
届いた時の色味を維持したい人からしたらメリットですし、革の経年変化を楽しみたい人にとってはデメリットにも思えます。
一般的な革と同じケア方法で問題ありません。
汚れがついたらブラッシングをして、最後に保湿クリームを塗ってください。
また、撥水の持続性は使用頻度にもよりますが1年以上は保ちます。
もし撥水力が落ちた場合は、3M社のスコッチガードスプレーを吹くことで効果が戻ります。
ただし、吹きムラで効果が変化しますので、満遍なく全体に吹くようにしてくださいね。
いかがでしたか。
スコッチガードレザーについて詳しく知ることができましたね。
最後に革の初心者に向いているかについては、、、
はい、もちろん初心者向きです!
水濡れに気にする必要がない点や買った時の状態を保てる良さは当店一番の入門革と言えるでしょう。
あとは、汗っかきなサラリーマンや洗い物が多い主婦の方にもオススメしたいですね。