と、当店の革ベルトにご興味を持ってくださった方は、このように疑問に思うかもしれません。
そんな方へ、このページ一本で分かる栃木レザーについて簡単にご説明したいと思います。
まず初めに皮と革の違いについてご説明いたします。
皮・・・動物から剥ぎ取った生の状態
革・・・科学的な処理をして加工した状態
を指します。
栃木レザーは牛皮に、化学薬品を一切使用せずに植物性タンニンで鞣した革です。
栃木レザーの凄さは、20もの製造工程があること。
手間暇を惜しまず、じっくり丁寧に仕上げられています。
国内製造ということもあり、『高品質で長く使える。』と有名な革です。
その品質の高さは日本のみならず、全世界にファンがいるとか...
そんな栃木レザーのメリット・デメリットをご紹介していきます。
やはり高品質で丈夫な革という点でしょ!
一般的に革は生産量を上げるため、皮を引き伸ばして加工されます。
しかし、栃木レザーの場合は、革の生産量よりも品質を重視しているため、無理な引き延ばしは一切しておりません。
同じ厚みのベルトでも栃木レザーの方が、繊維がぎっしりと詰まっている印象を受けます。
他にもプエブロレザーよりは劣りますが、経年変化が早いというメリットもあったりします。
これといって大きなデメリットはありません。
ただ...強いて言うなら、丈夫な革のため初めは結構固いです。
経年変化が早いと言っても、1ヶ月くらいは長時間着用すると腕周りに痛みを感じるかもしれません。
メリットが非常に優れているからこそ、なんとも心苦しいですね。
一般的な革のケアが必要になってきます。
革は『乾燥が大敵』と言われるように、乾燥した状態で使い続けると、ひび割れの原因になったりします。
オイルやクリームで充分に保湿するようにしてください。
お手入れの頻度は、腕時計をよく着用する人は、多少は手の脂でしっとりするのでシーズンに1回で良いかもしれません。
たまにしか着用しない人は、2ヶ月に1回を目安にしてください。
栃木レザーは革の基礎が詰まっているので、むしろ革をこれから使い始めたい人におすすめです!
お手入れや経年変化の具合など、革の手間が掛かる要素や革の味わいなど、革の大まかな知識が学べはずです。
また、"日本製"ということから、国内の革工房どこでも取り扱っている点も初心者からしたら安心できますね。
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